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家庭菜園

実は昔、私、オーストラリアのファームで数年暮らしたことがあります。
その時は、家庭菜園なんてレベルでなく、
フルーツのなる木が何本もあり、
野菜もけっこう自給自足でまかなっていました。

といっても、にんじん、ジャガイモ、玉ねぎの基本野菜は
買ったほうが安かったので、買出しの時にまとめてゲットしましたけど・・・。
(じゃあ、自給自足って言わないか)

人口200人程度の田舎で、アジア人は私とフィリピン人の女性、たった二人だけ。
隣の家まで2キロ近くはあったでしょうか。
何しろすごいカルチャーショックだったけれど、
田舎での生活は、本当に何ものにもかえがたい貴重な経験でした。

都会育ちの私にとって、オーストラリア最大の都市に住むのは、
東京、ロンドン、NYとあまり変わらないかもしれないけれど、
オーストラリアのファームというのは、ものすごい生活の変化でした。

ごみの収集車も来ないから、生ごみは肥料にするため「コンポスト」を作り、
家庭菜園に活用しました。
でも、羊のファームだったので、そこら中にナチュラル肥料が落ちていて
肥沃な土地だったようです。

だから、今のシドニーで行なっている家庭菜園なんて
もう、ままごとレベルなんだけど、
それでもサラダ用の葉っぱや、プチトマトは、
新鮮で美味しく、とても助かっています。

ただ、きゅうりは、苗の数と水やりを投資した分だけのリターンがなくて
やっぱり買ったほうが良かったかしら・・・という感じ。

コンポストもいちおうあるけど、都会の庭なので
あまり積極的には活用できていないのが残念。

そこで、活躍しているのがお米のとぎ汁です。
お米は毎日のように食べるから、
とぎ汁も夕食前に必ず3~4リットルはでます。
そのとぎ汁を取っておいて、家庭菜園の水やりに使うのです。

とぎ汁を排水溝に流すなんて、もったいないことしてませんか?
これは、盆栽をしていた祖父から教わったことです。
子供の頃、とぎ汁を溜めておいて、夕方祖父の盆栽棚に水をやるのが
私の仕事でした。

そんな子供時代の習慣から、お米を研ぐ時に
シンクの中にとぎ汁を流すことに、罪悪感を感じていました。

家庭菜園をすると、新鮮で美味しい野菜を食べられるだけでなく
こんなところで小さなリサイクルができているのも
嬉しいことの一つです。
by dewdrop3 | 2009-12-09 18:08 | 日々雑感

シドニーでボディ・マインド・スピリットのバランスのとれた、さとう式的ゆるキラ・ライフ♪


by dewdrop3
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