ただいまっ♪


シドニーでボディ・マインド・スピリットのバランスのとれたライフスタイルを
by dewdrop3
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カテゴリ:アートな話( 37 )


秋の夜長です・・・


朝晩はめっきり冷え込んで、ヒーターが要りそうな気候のシドニー。
ジャスパーも犬の風邪、というか「Kennel cough」にかかって、
昨日からカラ咳を時々しています。

「Kennel cough」とは、文字通り、
犬のボーディング・ハウスに預けたりすると、
そこで移る犬のインフルエンザのようなものですが、
ジャスパーは、公園で他の犬と遊んでいる時に移ったようです。

昨日、1歳の予防接種で、ジャスパーをVetに連れて行き、
注射の前に、ホメオパシーのレメディーを飲ませました。
朝のうちは、何かが喉に詰まったような咳を数回しただけだったので、
獣医さんには特に何も言わなかったのです。

注射のショック緩和のため、飲ませた「Aconite」というレメディーが、
「Kennel cough」のかかり始めにも効果を発揮したようで、
今のところ症状はひどくなってはいません。

ただ、いつもより元気がなく、容態が急変したら困ると思い、
大事をとってわたしたち親子もお出かけを止めて、
皆でゆっくりDVD鑑賞の一日にしました。

ご存知ジェームス・キャメロン監督の『アバター』ですが、
DVDが、またしても記録的な売り上げをみせていますね。
私たちも映画館でしっかり観たのですが、
何しろ圧倒されたり、息をのんだり、アバター・マジックにかかったようで、
またゆっくり観たいと思っていたのです。

劇場では迫力ある3D映像で、スクリーンと客席の垣根もないような、
まるで自分がパンドラ星にいるような感覚でしたが、
さすがに我が家のテレビでは、それほどの臨場感はありません・・・。
でも、家族であれこれ話しながら、楽しめました。

今回は、『聖なる木』の持つ役割や、母なる大自然について畏敬の念を持つ”ナヴィ族”たちの生き方など、いろいろな世界観をゆ~っくり感じることができました。
ネイティリの自然を敬い、動物や植物達と心を通わせながら生きている様子は、ジェイクでなくとも惹かれますよね。

観終わった後に、現実の世界に嫌気がさしてウツ状態になる
「アバター・シンドローム」という現象まで起こしたという映画だけれど、
これから、人類がどうやって自然と共存していくか、
本当に大切なことは何か、をひとりひとりが見つめなおすきっかけになればいいと思います。

明日もよい一日をお過ごしください。
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by dewdrop3 | 2010-05-01 20:29 | アートな話 | Comments(5)

映画 「My Sister's Keeper」


これも連休中に観たDVDのひとつです。

白血病の長女のドナーとなるために、遺伝子操作をされて生まれた次女。
長女は日に日に病状が悪化し、ついに腎臓移植が必要となりますが、
次女がその臓器移植を断る権利を求めて、両親を相手取って裁判を起こす・・・。

いかにもドラマチックな内容だし、キャメロン・ディアスが母親役なので、
「お涙ちょうだいのハリウッドもの」と、特にものすごい期待はしていなかったのだけど・・・
裏切られました~~。

それぞれが、それぞれの立場で、いろんな見方ができる
一粒で何度も美味しい作品でした。

最後の真実が明かされる場面は、楽しみを奪わないために伏せておくとして、
私の一番ツボにはまったのは、14歳の白血病の長女。
病気と闘い、怯え、反抗し、いろんな心模様を経て、
同じ病気の青年と恋に落ちます。
デートをしたり、化学療法を受けながら、お互いのケアをしあったり、
それを近くであたたかく見守る家族の姿も、素敵でした。

親なら、不治の病の子供に、少しでも普通の生活をさせてあげたい、
恋だってしてほしい、人生にときめいてほしい、と思うでしょう。
そして、白血病の若い恋人たちは、とてもほほ笑ましく、
また、限りなく切ないのでした。
私が、この映画の中で、とっても好きなチャプターです。

そして、私が最も共感できない登場人物が母親(キャメロン・ディアス)です。
彼女は長女のために、弁護士というキャリアも捨て、
遺伝子操作でドナー提供者とするために次女を産み、何としてでも助けようとします。
それは、すざましいほどの愛情というか、『執念』です。
次女の気持ちはおろか、長女が何を望んでいるかさえ見失うほどの・・・。

決して母親の気持ちが、理解できないわけではないのですが、
幼い頃から次女に血液や脊髄を、姉に提供させて、
どこまでも長女を生かし続けようというのは、
もはや彼女自身の意地、戦いになってしまった感じがします。

母のアテンションが病気の長女に向かってばかりいるので、
息子は夜の街を出歩き、不良となったり・・・、家族の問題はひとつだけではありません。

でも、家族を愛しあたたかく見守る父親がいたから、
家族がバラバラにならずに、しっかり繋がっていられたのだろうな、
と思いました。

ものすごく重いテーマを扱っているのだけれど、
それぞれの役柄の、誰にでも感じ入るところがあり、
誰もが人間くさい愛すべき人物なので、
さわやかな、あたたかさを感じました。
これは、お勧めの一本です。
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by dewdrop3 | 2010-04-27 20:13 | アートな話 | Comments(2)

フォーカス27にたどり着く前の世界


私のリトリーバルの師匠が、お勧めという映画、
「ラブリー・ボーンズ」を連休中に観ました。
とっても不思議な映画でした。

ここからネタバレありですから、結末を知りたくない人はスルーしてください。

14歳の主人公スージーが、連続殺人犯に殺されてしまうのですが、
いわゆるF27(死を受け入れ、浄化された魂が行くエリア)に至る前の、
まだ現世に執着のあるゾーンに魂が留まっている間、
そこがどのような状況なのか、を
亡くなったスージーの視点で描いているのです。

さすが「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンの世界というか
本当にファンタジーのような素敵な世界でした。
昼と夜が一緒にあり、海と森が並び、夏であり冬でもある・・・
とても幻想的な絵を見ているようでした。

映画のストーリーとしては、娘が遺留品と血痕だけを残して
(多分)殺されているだろうと思いながら、
警察に頼らず、自分で犯人を見つけることに躍起になる父や
スージーのいない彼女の部屋に入ることもできず、遠くのファームに逃避する母、
家族がバラバラになりそうなことを、
スージーはあちらから心を痛めて眺めています。

そして、彼女は犯人の死を望んだけれど、
父親が犯人の復讐に向かい大怪我をすることで、
父をこの呪縛から解放してあげなくては・・・と思います。

家族がまたひとつになること、
そして、彼女の初恋の彼にもう一度会いたいと願うこと・・・
そんな少女らしい想いを抱きながら、あの世から現世を見ている映像が
かなりリアルな感じがします。

彼女が想いを込めて、父親にコンタクトをしようとするシーンは
二人の強いつながりを感じ、ちょっとうるうる。
そして、自分の死を認めて、他の被害者たちと天国へ向かうシーンは
とてもきれいで、『光の世界~』という感じでした。

現世と天国(光の世界)のどちらでもない、中間のエリア・・・
そこに囚われているスージーの様子が、
フォーカス25なのか26なのかはわかりません。
でも、そういう世界を映画で観たことが
とても新鮮でした。

本当に抒情詩のような映画だったので、
サスペンスと思って観ると、拍子抜けすることでしょう。

きっと好き嫌いがはっきりと分かれる映画だと思いますが、
私的には、主人公の少女の透明感のある雰囲気といい、
フォーカス27以前の映像といい、とても魅かれたので
原作も読んでみたくなりました。
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by dewdrop3 | 2010-04-26 19:02 | アートな話 | Comments(2)

「すつぼい梅」


海外で見かける変な日本語って、けっこうありますよね。
わたしもタイで暮らしていた時に
「・・・へ???」と目が点になるようなパッケージを、たくさん見かけました。

タイでは全体的に日本びいきで、日本の物は人気があります。
だから、商品名に日本語を使うと、かっこいいかも!
と、製造業者は考えるのでしょう。

日本も昔、変な英語のTシャツや紙袋など、
持っていると英語ネイティブさんに笑われるようなものが
たくさんありましたよね。

「すつぼい梅」というお菓子も
絶対に・・・「すっぱい梅」と言いたかったのはわかるんだ・・・。

多分、タイ人のお菓子製造会社の人が
その辺にいる日本人の誰かに聞いて、「ちょっとこの紙に書いてよ」
なんて書いてもらい、なぜ、この「っ」だけ小さいのだろう、
と思いつつも、字が下手なだけじゃない、とか後から同僚に言われたりして、
普通の文字と同じように、大きくしてしまったのかも。

そして、深く追求もせず「っ」を「つ」にし、
「ぱ」を「ぽ」にしてしまった・・・、あ~惜しいな~~!あとちょっと。
同じ「ぱ行」なのに、なぜ一気に「ぱ」から「ぽ」まで行ってしまったんだ。

まあ、気持ちはわかります。
なぜ、こんなことを思い出したかというと、
ちょと前にアジア食料品店で買った、甘めのピーナツ入りおせんべいに
「ペンケーク」というカタカナの商品名が書いてあったから。

懐かしいタイでの、変な日本語の商品をつい思い出したのでした。
でも、これはタイ製品ではなくて、台湾製。
最近、同じものを買ったら、デザインは同じだけど、
なんとしっかり「パンケーキ」に商品名部分だけ
パッケージが変わっていたのでした!

おー、台湾製品、すごい。
間違いを、早々にしっかり訂正するところは、
台湾人気質なのでしょうか。

きっとタイ製品は、今もそのまま「すつぼい梅」のままだと思う。
(生産中止になっていなければね)
だって、タイはアメージング・ランドだもん。
細かいことを気にしてたら、タイじゃなくなってしまいそう。
そんなこと、「マイペンライ」(気にすんな)で、笑い飛ばしそうなのが、タイの良さ。

「すつぼい梅」や「ぴつくりのあいしさ」で、
私を笑わせてくれる、そんな暢気なタイが好きです。

今、タイではタクシン元首相を支持する反政府派が、
バンコクのメインストリートを占拠したり、ものすごい抗議デモを行ったり
物々しい雰囲気が続き、死者もでています。

一日も早くタイの情勢が落ち着くことを、シドニーから祈っています。
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by dewdrop3 | 2010-04-21 19:18 | アートな話 | Comments(4)

グランマから叡智のバトンを受け取ろう


『13人のグランマザーの国際会議』というのを聞いたことがありますか?
それは、地球に住まわせてもらっている人間の未来、
そして地球という生命体にかかわる重要なサミットです。

それを、始めたのは13人の先住民族のグランマたちです。

”赤い人、白い人、黒い人、黄色い人。
4つの肌の色、4つの人種が集まりつながった時、
すべての生命がひとつの聖なる環の中に存在する新しい地球が始まる”
これは、赤い人に伝わってきた、予言の言葉だそうです。

2004年に、13人の先住民のグランマザーたちは、
それぞれが祈りの中の予言で
「今こそつながり、語り始める時」と呼ばれ、
アフリカ大陸、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸の
4つの方角から集まりました。

母なる大地の苦しみ、悲しみの声に耳を傾け、祈り、
7世代あとの子供たちに叡智をつなぐため、
13人が団結して行動を起こしたのです。

そして、この活動を広めるのに、一役買ったのは
アメリカのTVプロデューサーで、映画を撮影したキャロル・ハート女史。

彼女は肺ガンで、「余命は数ヶ月、ものすごく強い抗癌剤を使えば、
身体がその毒に耐えられる限りは生きていられるでしょう」
と、医者に宣告されました。

そんな時に、ネイティブアメリカンのヒーラーに出会い、
彼女らの儀式に参加することになりました。
ものすごく強いエネルギーを受けた彼女は、
いつの間にか、自身の癌が癒されていることに気付いたのです。

彼女は癌を克服し、そのお返しに何かできることはないか、と
13人のグランマたちの話を、『For the next 7 generations』
というドキュメンタリー映画として製作したのです。

なんだか、この話を聞いた時に、
鳥肌が立ちました。

今、地球に優しくしよう・・・とか、
なんだか、上から目線でおこがましくも言っていますが、
地球に住まわせてもらっている人間が
散々好き放題して、環境を破壊してきたのです。

地球に優しく、どころか
自分の子供や孫の命に直接かかわることなのです・・・
地球のために、とか言っている場合ではなく
人間の命を守り、自然を守るためには、
地球をきれいにするしか方法はないのです。

地球は人間がいなくても、美しい星であり続けますが
人間は、地球が美しい星でなくなったら、
惑星として、自然界がものすごい変化をしたら
ひとたまりもないはずなのに・・・。

そんなことを、先住民族のグランマたちは伝えてくれます。
母なる大地に敬意を表して、自然に対する尊厳を忘れない、
人間は大自然の前でもっと謙虚に生きるべき、と。

エハン・デラヴィーさんの『地球巡礼者』を思い出しますね。
このグランマたちも、まさに巡礼者です。

そんなグランマたちの祈りや叡智が、
いつまでも、次の世代に受け継がれていきますように・・・。
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by dewdrop3 | 2010-04-19 21:38 | アートな話 | Comments(4)

『生きかた上手』


最近はいろいろな方がシドニーに、講演に来てくださいます。
私がお会いしたいなあ・・・という方や、
そしてめったにお会いできないような方もです。

その極めつけと思ったのが、聖路加病院の名誉院長であり、
同大学の名誉学長でもある日野原重明氏です。

予防医学の重要性を早くから提唱されたり、
ターミナルケアの普及に貢献されている、とっても素敵な先生が、
すでに98歳と聞いて驚きました。
そして、その先生のお話をシドニーで聞けるなんて・・・。

つい最近、日野原先生の著書『生き方上手』を読んだばかりだったので、
お友達に講演会の話を聞いた時には、
日にちも確かめずに、「行きたい!」と即答していました・・・(笑)

「身の程を知ることが、幸せへの近道」と、日野原先生は言います。


「希望」は、あまり多くのことを望みません。
いわゆる身の程を知った上で望むのが希望ですから、
今あるものに感謝し、あることに感謝して、
「その半分でも満足です」と言える控えめさを持っています。
それでいて、どんなに小さな希望も、十分に幸せを与えてくれます。

『願望」は、貪欲で際限なくふくらんでいきます。
でも、能力を顧みずに高みを望んでも
それはむなしい望みにすぎません。

自分に与えられた現実を受け入れることができたら、
なかば希望を手に入れたようなものです。
身の程を知ることは、希望を手にする第一歩。

私たちは、願望の中に生きるのでなく、希望の中で生きたいものです。
なぜなら、幸福は希望のなかにあるからです。



最近、『願ったことは必ず叶う・・・』とか
『引き寄せの法則』とか、流行っていますが、
残念なことに、勘違いをしている人も、けっこう多いように思います。

その願いが、まったく問題外の貪欲な『願望』であれば、
願っても自分を窮地に追い込み、苦しみ、どれだけ願おうが幸せになれない
という結果になりかねません。

でも、それが心に火を灯すような「望み」であれば、
努力して、願えば、きっと叶うでしょう。
それが、人を幸せにする「希望」であるのなら・・・。

他にも、著書にはヒントにしたい、いろいろな生き方上手なコツが書かれています。

そして、本当に素敵な年齢の重ね方をされている、
『生き方上手』な日野原先生から、たくさんお話を伺って、
私も年を重ねることを、成熟していくこと、進化していくこと
と楽しめるようになりたいものです。
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by dewdrop3 | 2010-04-08 21:37 | アートな話 | Comments(7)

笑いでセラピー


今日は、友達の枇杷ちゃんお勧めの日本映画、
『ザ・マジック・アワー』のDVDを観ました。

好きだなあ、三谷幸喜の脚本・・・。
彼の『ラヂオの時間』を、オーストラリアのSBS局
(外国の番組を多く放送している局)で、
10年ほど前に初めて観た時には、お腹を抱えて笑い、
「ああ、日本にもこんなに素直に笑える映画を撮ってくれる監督さんがいるんだ・・・」と、嬉しい衝撃を受けました。

その頃は、芸人さんが人をコケにして笑いをとるという、
ちょっと嫌な感じの笑いのパターンが、日本では多くなっていました。

内輪ネタで人を馬鹿にしたり、どついたりして笑いを取るなんて、
一瞬笑えても、決して気持ちのいい笑いじゃない・・・。
そして、外国人には、そういう日本のギャグが理解されないことが多いです。

でも、『ラヂオの時間』をはじめ、三谷幸喜脚本の映画は、
みんなが一生懸命で、その必死さゆえに笑えたり、
善人が多いのも本当に救われるし、
外国人にも、受けると思います。

三谷監督が、ドイツで上映された時に
「ドイツ人があんなに笑うのを初めて見た」と、
励まされたようですが、彼の笑いのツボはわかりやすくて
人に優しいのです。

彼の映画は全て観たけれど、
私は『ラヂオの時間』も、この『ザ・マジックアワー』も
テンポが速くて、良質な笑いが欲しい人には
是非お勧めします。

笑いでたくさん脳内ホルモンを出して、
心も身体も健康になりましょう♪
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by dewdrop3 | 2010-04-06 21:57 | アートな話 | Comments(1)

カレル先生の思い出の家


今日は、映画の上映会と、音楽会と忙しい一日でした。

毎年恒例になっている、ストリート音楽会が、
うちの通り、Pストリートの真ん中のお宅で、催され、
子供も大人も音楽の腕を披露します。

今年は、リコがサックスフォン以外に、オーボエも演奏するので、
彼女のオーボエの先生をお誘いしました。
彼は、とてもやさしいカレルという名のおじいちゃま。
多分、お年は70歳代ではないかと思います。

シドニー・シンフォニー・オーケストラで、オーボエ奏者だった彼は、
チェコスロバキア出身で、英語も欧州訛りが強いのですが、
本当に優しくて、謙虚でロマンチストで、素敵な先生なのです。

今回は、オーボエの二重奏ではなくて、
リコのピアノ伴奏に来てくださいました。

そして、とても不思議な縁なのですが、カレル先生は、
私の住んでいるPストリートの、我が家とは反対側の端のお宅に
ず~っと昔、住んでいたことがあるのです。
だから、彼もこの『Pストリート・音楽会』に、参加資格は十分!

今ではカレル先生の住んでいたお宅は、
持ち主が二度変わっていますが、
先生は、同じ町の駅向こうに住みながら、この通りを訪れるのは、
本当にものすごく久しぶりとのこと・・・。

それは、最愛の奥さまと一緒だった時に住んでいた家なので、
彼女が癌で亡くなってからは、家も手放し、
一人で暮らしたり、再婚したり、と人生を生きてきたけれど、
この通りに来ると、当時の記憶が、ぱーっとよみがえってくるから・・・
だそうです。

街並みや人は変わっても、彼の最愛の奥さまは、
時間が止まったまま、彼の心の中に住み続けているのでしょう・・・。
カレル先生が、私に昔のことを話してくれました。


若くて不思議な瞳の色をしたオーストラリア女性のオーボエ奏者が、
ヨーロッパへの演奏旅行で、
プラハのオーケストラにいたカレル青年と出会い、
一緒に演奏した縁で、文通が始まりました。

彼が、またプラハにおいで、と手紙に書いたら、
招待してくれてありがとう、じゃあ、そちらに行くわ・・・
と、本当に海を越えて、再びプラハに来たのでした。

結婚することになった二人ですが、言葉の壁はあるし、
ユーモアが通じなくて、吹きだしてしまうこともあったけど、
二人が、お互いを分かり合う作業は、
自分自身をよく知ることになって、本当に楽しかったそう。

ぱーっと燃え上がる愛情は、早く冷めてしまうこともあるけれど、
カレルは、奥様と愛情を少しずつ育んできた、と言っていました。
年月が重なるたびに、お互いの理解が深まって
本当に良い関係を築いていたと・・・。

彼女がオーストラリアに戻りたいと言い、カレルも豪州に移住し、
息子さんも生まれて、一緒に成長を見守り、とても幸せだった時に
奥様の癌がわかり、二人で闘病することになったそうです。

奥様が亡くなったのは、44歳の時、若すぎる死でした。
それからのことは、カレル先生はあまり話しませんが、
どれだけ、先生が奥様を愛していたか、痛いほどわかりました。
先生の気持ちを想っただけで、切なくなります。

ふと、この前観た映画、『UP(日本でのタイトルは、カールじいさんの空とぶ家』を思い出してしまいました。
この映画のカールおじいちゃんも、
最愛の奥さまをいつまでも思っているものね。

音楽会が終わった後、車でお宅まで送る時に、
カレル先生が奥様と住んでいた家の前を通りました。

カレル先生は、窓から流れる家の様子を眺めて、
それから空を見上げました。

彼がこの通りに来ることは、またしばらく無いと思うけれど、
カレル先生が奥様と二人で散歩したであろう、この通りを
私は毎日歩きます。

時間も距離も飛び越えて、明日からは、
私も、いつかカレル先生と奥さまの仲むつまじい姿を
この通りで見かけるかもしれないな・・・
なんて、ふと思いました。
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by dewdrop3 | 2010-03-28 20:05 | アートな話 | Comments(0)

天使の着ぐるみ


とっても素敵なストーリーを読みました・・・。
皆さんとシェアしたくて、ちょっと長いけれど、転載します。


       天使の着ぐるみ

             作:おにいる そうこ              

 ぼくの名前はトモ

 ぼくね、生まれてから一度も歩いたことないんだ
 一人で立ったこともないよ

 ぼくの足は立ったり歩いたりできないんだ
 手もね、お箸やスプーンを持ったりできないんだよ

 だからさ、ごはんを食べるときは
 お母さんとかまわりの人に食べさせてもらうんだ

 えんぴつも握れないから絵や字を書いたこともないし
 話すことも歌うこともできない

 一日の生活の中で自分一人でできることはなにもないんだ

 お母さんは
 トモくん、ごめんね。元気な体で産んであげられなくてごめんね。
 って、涙を流すんだけど

 ぼくね、自分で決めてきたんだよ

 お母さんのお腹に入る前に自分でこの体を選んできたんだ



 どうやって決めてきたのか知りたい?



 あのさ、覚えてる人もいるかもしれないけど

 ぼくらはみんな、生まれてくる前に
 魂の着ぐるみを選ぶんだよ

 デパートの洋服売り場を思い浮かべるとわかりやすいかな

 そういういろんな着ぐるみが並べてある部屋に行ってさ
 今度の人生はどんな着ぐるみを着て生きてみようかなって選ぶんだ

 部屋にはたくさんの魂たちが服を選びに来ててさ

 あたし、次、これ着てみる!
 とか、

 ボクは色は同じだけどサイズの違う服にしてみるよ
 とか、それはそれはにぎやかなもんさ

 ぼくは白い服も、黒い服も、茶色い服も、黄色の服も着たことあって
 大きいのも小さいのも、毛むくじゃらの服もすべすべの服も…

 部屋に並べてあるたいていの服は着たことあったから
 服を整理してる天使さんを見つけてきいてみたんだ


 あの~、ぼく、ここにある服全部着たことあるんだけど、
 他にないんですか?


 そしたらさ、その店員さんみたいな天使さんが
 しばらくの間ぼくをじーっと見つめてこう言ったんだ


 あ~、あなた。お待ちしてましたよ
 再び人生を始める準備ができたのですね
 どうぞこちらへ


 天使さんは店員さんの控え室みたいな部屋の扉を開けて
 ぼくに手招きをしたんだ

 部屋の中はきれいな音楽といい香りが漂っててさ
 あまりの美しさに思わず入り口で立ちすくんでいたら
 天使さんがソファーに座るようにと優しくうながしてくれたんだ

 ぼくが虹色のソファーに腰掛けると
 目の前の壁が透明なスクリーンになって
 そこにぼくの今までの人生が映し出されたんだ

 何億年という長い年月をかけて何度も何度も繰り返された
 ぼくの人生がそこには映っていたんだ


 ここらへん、同じような人生ばかり繰り返してますね


 ぼくがスクリーンを見つめながら言うと


 ええ、この時期はあなたはまだ若かったですからね
 学ぶことがたくさんあったのに
 あなたは人生で起こる出来事から何も学ぼうとしなかった
 だから何度も同じような人生を繰り返したんですよ


 そうなんですか
 でも人生やってる時は前の人生を忘れてますから
 同じことを繰り返してたなんて知りませんでしたよ


 そうでしょう
 それが人間の特徴です
 確実に学びを得るために、そして今の人生に集中するために
 前の人生を忘れるようにプログラムされているんですよ


 なるほど…
 うわ~、ここらへんは
 酷い事をしたり、されたり、を繰り返してますね


 はい、この時期は主に人の痛みや辛さ、哀しみを感じる心を
 育てることがテーマでしたからね。


 こんな恐ろしいことを平気でするなんて
 なんて酷い人間なんだ、これホントにぼくなんですか?
 それにこんな残酷なことをされてる自分を見るのは心が痛みます。
 信じたくないな。


 信じたくないでしょうが、過去のあなたがこれらを経験したおかげで
 以後のあなたは二度とこんな経験をしない人生が送れたんですよ。


 そうだったんですね…
 世の中の悲惨な事件や事故、災害などに心が傷むのは
 自分が経験したことを追体験してるのと同じなんですね


 そうですよ
 世の中で起きることは全てあなたの中にある部分が表現されているのです
 学び忘れていたことを他の人がかわりに体験してくれているのです
 あなたが再び同じ体験をしなくても思い出せるように
 みんなで協力しあって学び合えるように人間の世界は作られているのです


 そうですか
 だんだんわかってきました


 ですから世の中の出来事に関心を持つことがとても重要なのですよ
 無関心でいると大切なメッセージを逃してしまって
 そこから学ぶことができなくなりますからね


 なるほど、初期のぼくは出来事に無関心だったために
 何度も同じような人生を繰り返していたんですね…


 ぼくは天使さんに質問したり解説してもらったりしながら
 人生をつぎつぎに見ていったんだ


 ここらへんはもう最近の人生ですね
 なんだかぼく、忙しそうに動き回ってますね


 ええ、この時期は還元の時代です
 あなたはこれまでたくさんのことを経験してきましたからね
 自分が得たことを世の中に還元することに
 喜びを感じる魂に成長したんですよ


 困っている人を助けたり、
 動物や自然を守る活動に時間を費やしていますね


 人を笑わせたり喜ばせたり癒したり、
 主に人の心に接する仕事をしているでしょう
 周りから見ると自分を捨てて他人のために働いてるように見えますが
 そうではなくて、あなたは自分の行いが他の人の魂に触れることに
 喜びを感じ、そこから更に高い学びを得ているのです


 確かに
 この人生が終わった時、
 ぼくの魂は感謝の気持ちでいっぱいになっていました


 あなたはこれまでの人生を通して確実に成長しましたね
 おめでとうございます


 天使さんにおめでとうって言われてぼくは嬉しかったんだけど
 同時に、天使さんがまだぼくの最初の質問に答えてないことを
 思い出したんだ


 あの~、それで、ぼく、次に着る着ぐるみを探しに来たんですけど…


 わかっていますよ、着ぐるみですね
 あなたの着ぐるみはこの扉の奥にあります


 そう言うと天使さんは入って来たドアとは反対側にある
 金色の扉を指差したんだ


 この扉の奥にはあなたのように
 高い成長を遂げた魂専用の着ぐるみが用意されています


 なんだ、やっぱり他の着ぐるみもあったんですね
 よかった~、それを早く言ってくださいよ~


 そう笑いながら扉の方へ近づくと
 天使さんは落ち着いた表情で言ったんだ


 あなたはこの扉を開ける準備が整った魂です
 それをよく認識して開けてください


 わかってますってば~
 どんな着ぐるみが用意されてるのかな~~~ルンルルン


 勢いよく扉を開けて中をのぞいたぼくは言葉を失ったんだ


 こ、これは…


 「天使の着ぐるみ」です


 て、天使って…
 だって、これ…


 人間の医学界では普通でないとされている
 いわゆる障害のある着ぐるみです


 これを…ぼくが…着るんですか…?


 これを着られるのはごく限られた魂だけです
 普通の魂ではとうてい着こなせませんから
 人間の医学界で普通ではないと言われるのも
 皮肉ですがある意味、的を得た表現です


 でも…
 これを着て一体何をしろって言うんですか…?


 何もしないのです


 何もしないって…
 じゃあ、何のために人生を送るんですか…?


 何もしないことによって
 全てのことを行うのです


 何もしないで全てをやる…?


 言いたいことを口で言うのは簡単です。
 やりたいことを体を使ってやるのは簡単です。
 しかし「天使の着ぐるみ」は
 それらの手段を使わずに
 存在のみ。
 あなたがそこに存在していること、それのみで
 人類に大切なことを伝えるための着ぐるみなのです


 そんな難しいこと、ぼくにできるかな…


 できます
 あなたはそれをする段階まで成長した魂なのですから
 最も、「天使の着ぐるみ」を選ぶかどうかは
 あなた次第ですけれど…


 ん…
 …
 …


 うん!ぼく、やります
 「天使の着ぐるみ」を着て人生やってきます!


 そう言うと確信していました
 ありがとう


 でも…お母さんは誰にしよう
 きっとぼくが産まれることによって
 お母さんはたくさん苦労すると思うんですけど


 大丈夫
 あなたのお母さんになる人は
 この人生であなたを育てることによって
 最大限に成長することになっている魂なのですから
 お母さんだけではなく、お父さんも兄弟も周りの人達も、
 あなたに関わる全ての魂は
 あなたに触れることで最大限の成長ができるのです


 うん、ぼく勇気が湧いてきました
 ぼく、この課題きっとやりこなしてきます


 いってらっしゃい


 いってきます




 ぼくは「天使の着ぐるみ」を受け取ると
 天使さんにあいさつをして
 ぼくを産んでくれるお母さんをさがしにでかけたんだ

 しばらく空を飛んでたらさ
 誰かがピンク色の光をぼくに向かって放ってきたんだ
 なんだろう、と思って近づいてみたら
 ぼくの知ってる魂だったんだ


 ぼく、ぼくを産んでくれるお母さんを探してるんだけど
 もしかしてぼくのお母さんになってくれる人なの?

 ってその魂にきいてみたんだ

 そしたらその魂は

 そうよ、わたしはあなたのお母さんになるために
 少し早めに人生を始めたのよ
 次は親子になろうねって約束してたじゃない

 って言うんだ

 そっか、そういう約束してたっけ

 ぼくは嬉しくなって泳ぐようにしてお母さんのお腹の中に入ったんだ




 人生やってるお母さんはそんなことすっかり忘れちゃってて
 トモくん、ごめんね
 って泣くんだけど
 ぼくたち、約束しあって生まれてきたんだよね


 「天使の着ぐるみ」を着て人生やるのってホント、難しいんだけど
 その分、すごくやりがいがあるんだよ


 ぼく、この着ぐるみ大好き!

(転載 終わり)

最後まで読んでくださって、ありがとう♪
生まれる前のこと、私も思い出せるかな・・・
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by dewdrop3 | 2010-03-18 19:29 | アートな話 | Comments(2)

映画上映会 3本立て!


映画の上映会のお知らせです。

ペルーのピサックで、大洪水が起こり
地元の方々が今もその被害に苦しんでいます。
農作物も全滅で、少しでもお手伝いができないか、と
熱い女、Yさんと、その友人が立ち上がりました。

入場は無料ですので、当日は皆さんのできる範囲でご寄付くださいとのこと。
3本の映画が上映されるので、
1本だけでも、または全部鑑賞してもいいんですよ。
上映のスケジュールは、以下のとおりです。

大好評だった『地球巡礼者』や、『Water』をもう一度見たい方、
また、見逃した方は、どうぞこの機会をお見逃しなく!
そして、本邦初上映の『ピース・ピルグリム』もお楽しみに!


日時:  3月28日(日)
場所:  North Sydney Leagues Club
12 Abbott St, Cammeray NSW 2062
(02) 9245 3000 (02) 9245 3000

時間:  1) Peace Pilgrim Documentaries - American Sage
11:00~12:00

2) "Water"
12:30~14:00

3) Earth Pilgrims
14:30~16:00
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by dewdrop3 | 2010-03-16 18:36 | アートな話 | Comments(0)