2012年 02月 25日
光の子、まるちゃん
私が平日トレーニングをしいている児童、まるちゃん。
まるちゃんは自閉症ですが、そんなに重度ではありません。
トイレ・トレーニングもおしっこのほうは、ほぼ完了。
今では、15分おきくらいに、「I want toilet」
と言ってトイレに行きます。
もちろん、かなり頻繁に行くので、ちょっとしか出ませんが・・・。
でも、以前に比べたら、自分の意思が英語で伝えられる!
ということが、すごいことなのです。
だから、喜んでトイレにお付き合いします。
そして、最近つくづく思うのは、
まるちゃんはやっぱり光の子、ということです。
一日のうちにどこかで雨が降る日が続いたシドニーで、
雨が降リ始めると、
♪ Rain Rain Go away…♪って私が歌うのをまねして歌いますが、
晴れると空を見上げて、「Rainbow! Rainbow!」って叫びます。
晴れてるけど、虹は出てないけどなあ、と思う私・・・。
晴れの日のことを勘違いして「レインボー」と覚えているのか、
というと決してそうではなくて、
絵本で、7色の虹の絵を見ては「レインボー」とちゃんと答えるし、
絵本の中の、ふつうの青空のことは「レインボー」とは言いません。
また、シャボン玉に映る光のプリズムや、お天気雨の雨だれにも、
よく「レインボー」と言います。
だから、本当に晴れて光の粒子がきらきらしていると、
まるちゃんには、7色の光の色が見えるのだと思います。
たとえ、私たちには見えなくても、それは彼にとってはとても自然なこと。
これとよく似た経験で、
私の家族には聞こえない音でも、
愛犬ジャスパーには聞こえて、何でもない時に
彼が反応して吠えたりします。
犬の耳が聞き取れる音の周波数は、
人間のものより広範囲であるということはわかっています。
実際に私たち人間が見たり聞こえたりしていることって、
自然の中のしくみでは、ほんの一部でしかないんだなあ、
と、実感させられます。
自分の目で見えるもの、自分の耳で聞こえるものしか信じない!
そんなことを言っている人たちは、
自分の世界をとても狭くしているんだろうな・・・。
私は五感も六感も、できれば鍛えていきたい。
その方が楽しいから・・・。
まるちゃんのように、虹がしょっちゅう、そこらじゅうに見られるようになったら、
世界はもっともっと輝いて見えるのだろうな・・・。
私もそんなふうになりたいな。
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「Candle in the wind」のブログも、キャンドルのエピソード満載です♪
by dewdrop3
| 2012-02-25 11:14
| チルドレンズセンター