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シドニーでボディ・マインド・スピリットのバランスのとれたライフスタイルを
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一生懸命と一所懸命


私が編集の仕事を始めて間もない頃、
『一生懸命』と書いて、ボスに「本当は『生』ではなく、『一所懸命』が正しいんだけどね」と、教わりました。
広辞苑で見ると、どちらの”イッショウケンメイ”も間違いではありません。
近年では、『一生懸命』のほうが、一般的によく使われているようです。

こんな昔のことを思い出したのは、政木和三氏の著書を読んだからです。
政木氏は、発明家であると同時に、精神世界の研究で第一人者とも言われるものすごい方でした。
その政木氏が、

『人生は坂道を登るがごとし』

誰しも長い坂道や何十段もある階段は、登る前からうんざりしてしまうけれど、目標は最上段・・・。
人生の階段も同じこと。頂上を見ながら登ると「まだかまだか」と思うだけで疲れてしまうけれど、一歩一歩足元を見つめて堅実に登っていけば、いつの間にか頂上に達しているものである。


ゴルフの達人でもあった工学博士の政木氏は、身体の重心や力の入れどころの観点からも、哲学的観点からも、こう指南しています。


普通、上段にある足に力を入れ、曲がった膝を伸ばしながら全体重を持ち上げ、下段にあった足を一段上に運んでいく人が多いはずだが、これは大きな労力を必要とする。
まず、一段高い所にある足に全体重をかける。すると低い段の足に重荷がなくなり自由になる。高いほうの足に前傾に体重をかけているので、早く低いほうの足を前に移動しないと、身体は前に倒れてしまう。そこですばやく腹筋の力で低いほうの足を上段にあげる。それを交互に繰り返していく。すると、自然と頭は低くなり、目は一段上だけを見ている。
このようにすれば、何十段の石段も自然に登ることができ、いつの間にか頂上にいる。でも、途中で上を見ようとすると頭が上がり、体重は低い足にかかり、高いほうの足の膝を伸ばして体重を持ち上げなくてならなくなり、足の筋肉は疲れてしまう。

人生の生き方も同じ。頂上ばかり見ている人は、頭だけ高くふんぞり返っている。足元だけを見ながら一歩一歩着実に進んでいく人は、頭が低く自然と高い所へ登っている。

遠くにある目標は見なくても決まっていればいいのであって、目的ばかりを追った『一生懸命』ではふんぞり返るだけで足元がおぼつかなく、なかなか上へと進まない。
一歩ずつ確実に進むには『一所懸命』が大切である。




そうか・・・、それで「一所懸命」。
『Here and Now (今、ここ)』が大事というのは、こういうことなんだ・・・と納得しました。

一所懸命の本当の意味って、それだったんだ。

人生における生き方も、まず自分の足元をみつめ、確実に歩むこと、
一所懸命に実行することが大事なことを、
あらためて理解できたのでした。
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by dewdrop3 | 2010-06-29 21:13 | 日々雑感 | Comments(1)
Commented by at 2010-07-03 22:00 x
ごもっとも!だね
足元見ないで登ろうとすると、かえって踏み外して転んで下まで落ちちゃうかも
自分自身を見つめ、周りを見つめて初めて、どうすべきかが分かる
勉強になりました、ハイ
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