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ノーベル平和賞


オバマ大統領が受賞したり、
映画『不都合な真実』のアル・ゴアが受賞したり、
最近では、審査基準がよくわからないノーベル平和賞。

受賞は逃したけれど、ものすごい女性がいたことを、
今日、友人から教わりました。
彼女は2年前の5月に、98歳で亡くなってしまったけれど、
やはり、彼女の話は伝えなくては、と思います。

その人の名は、「アイリーナ・センドラー」、
ユダヤ系ではないポーランド人でワルシャワ出身の女性です。

彼女は、ユダヤ人の収容地区で働いていて、
いずれユダヤ人が次々にガス室に送り込まれることを知っていました。
それで、彼女は収容されているユダヤ人の母親や祖母たちを、必死で説得したのです。
せめて子供たちだけでも、私に託してください、と。

そして、道具箱の中に赤ん坊を隠したり、
子供を布袋に入れて、トラックの荷台に乗せ、
安全な場所に連れて行くことを繰り返しました。

そして、彼らを名前を変えて里子に出したり、施設に預ける手配をしたのです。
救い出した子供の数は、なんと2500人にも及びます。

子供たち、ひとりひとりの真のアイデンティティーを残すため
記録を残して、ビンに詰め、安全なりんごの木の根元に埋めました。
いつか戦争が終わった時に、肉親の元へ帰れるように・・・。

ところが、ゲシュタボに子供を脱出させる行いが見つかって、
それは激しい拷問を受け、処刑されることになってしまいました。
彼女は、処刑前に逃げ出し、ドイツが降伏するまで身を隠し続けました。

終戦と同時に、彼女はりんごの木の下のビンを開け、
両親や家族はほとんど殺されていたものの、
子供たちを、本当の親類へ引き合わせたのでした。

このアイリーナ・センドラーは、2007年に、
ノーベル平和賞にノミネートされましたが、
その年は、『不都合な真実』を製作したアル・ゴアが受賞しました。

彼女は翌年、彼女が救った当時6ヶ月だった赤ん坊に
60年後に看取られて、亡くなりました。

当時、CNNのアンカーマンだったグレン・ベックが、
自身の番組でアイリーナ・センドラーを紹介している様子には、
アル・ゴアのノーベル平和賞受賞に対する皮肉も含まれています。
『スライドショーを作って、喋っていただけの人が受賞した』と・・・。

何年に誰がノーベル平和賞をもらったか・・・
そんなことは、人々の記憶には残らないかもしれません。

でも、アイリーナ・センドラーの話を一度聞けば、
彼女の名前と、その勇気ある行動を、
私もグレン・ベックも含めて、多くの人が
決して忘れることはないでしょう。
この美しい笑顔とともに・・・


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by dewdrop3 | 2010-05-19 21:48 | 日々雑感 | Comments(2)
Commented by てんつくウーマン at 2010-05-20 11:28 x
みぽりん

何て素敵な女性なんでしょう。勿論彼女の行いもそうですが、この写真。。。。思わず抱きしめたくなります!この、愛に満ちた笑顔。。。。。本当に素敵。ありがとう。
Commented by dewdrop3 at 2010-05-20 11:59
本当に思わず抱きしめたくなるおばあちゃまでしょ?!
こんな愛らしい方が、子供たちを隠して脱出させ、拷問を受けて足を折られたり、また親元へ返すことに東奔西走し続けた・・・、なんてひと目見ただけでは想像がつかないけれど、でも、この聖女のような笑顔を見ていると、本当に心が洗われる気がするわ。
勇気と強さとやさしさと美しさは、同義語なんだね。
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